16章:俺と彼女と彼女の父親(side羽柴)

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 みゆの飛び蹴りで進路を変えた、と言ったのは半分本当で半分嘘。  みゆの父親と話して考えて、決めた部分も大きい。  そしてあの日から、女性に全く反応しなくなった自分だって、  実はそれがそんなに『困ったこと』とは思ってなかったんだ。  きっと、みゆに会えば……みゆに対しては、違う。  そんな確信に似た思いがずっと自分の中にあったから……。
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