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泣きそうになった私に追い打ちをかけたのは一樹さんだ。
一樹さんは、急に眼光の鋭い外国人を連れきて紹介した。名は、マイケル。ニューヨーク出身だが、日本語も堪能で、マイクと呼んでくれ、と言われ握手を求められた。
(……ヒト? ってかアメリカ人?)
あかりは誰に似たのか全く物おじしない性格なので、嬉しそうにマイクさんと握手を交わす。
「マイク?」
「あぁ、あかり。よろしく」
「うん!」
あかりの笑顔にマイクさんが破顔する。マイクさんは怖い外面に似合わず笑顔が素敵な人だった……。
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