3章:重過ぎるプレゼントと二度目のキス

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「それよりみゆさ、あの時のキスが初めてだって言ってたよね?」 「は? そうですけどなにか?」  突然何の話を始めたんだ。  そう思って眉を寄せた時、突然腕を持たれ、玄関横の壁際に追いやられる。  顔の横に手を置かれ、え、と思った次の瞬間には、先輩の顔が目の前にあった。 「こんな軽々しく男の家に入ってしまうのに、良くこれまで無事でいられたよね」 「何、言って……ひゃっ……!」  先輩の唇が耳朶を這う。と思ったら、そのまま甘噛みされた。 「なにするんですか!」 「キスしてもいい? そのままみゆの口の中、全部舐めたい」 (突然の変態発言⁉)
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