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須藤、3Pに挑戦・・の前日譚
「う・・・あん・・・」
「たいちさん、可愛い・・・」
「でしょう?」
哲平と弥生は、須藤を謀った。
3Pを諦めきれなかった哲平は、須藤に内緒で弥生と会った。
話しを持ちかけると、案の定弥生の瞳は爛々と輝き
身を乗り出して、様々な「策」を話し始めたのだ。
「私ね、排卵日が殆ど変動しないの。だから予定立てやすい!」
「そうなんだ?」
「うん、哲平ちゃん併せてくれる?」
「良いよ」
「先輩、怒るかな?」
「さぁな・・でも弥生ちゃんのこと考えると自然が一番いいと思って」
「まぁ、そうだね」
「弥生ちゃんさ、俺と約束してくれない?」
「何を?」
「弥生ちゃんってオープンだろ?でもこれだけは秘密にして欲しい」
「どうして?」
「たいちがさ・・拓也に知られたくないんだよ」
「あぁぁ・・・成程ね」
「雛子ちゃんに話したら、拓也も知るだろ?
それに、ご両親に併せる顔がないって思ってるんだ」
「先輩らしいね、ヘンなとこモラリストだから」
「それさえ回避できれば、きっとノリノリで受け入れるよ」
「うん・・分った。お墓まで持って行く」
「弥生ちゃん・・辛くない?」
「どうして?」
「だって、たいちに惚れてただろ?」
「う~ん、まぁそうだけど・・。最後に哲平ちゃんに抱かれると
どんな風になるのかが拝めるから、帳消しって感じ?」
「そこかぁ・・」
「うん、見たこと無い表情見られたら・・それこそ諦め付くよ」
「そう?」
「うん、だって私には絶対に見せてくれない訳だしね。
きっと、哲平ちゃんの手練手管に脱帽しちゃうよ、私」
「分った」
「それにだ、ゲイのセックス知りたかったしねぇ~!」
「弥生ちゃんって・・貪欲」
「アハハ!」
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