私の親友は嘘つきでした

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私は広告代理店で働く、田嶋未希(27)。 もうそろそろ、この会社に勤めて5年になる。 この会社に勤めた当初から仲良くなって、今は、親友となった男友達、宮嶋健太(27)。 私達の最初の出会いは、入社式の時に、たまたま隣の席に座っており、名前に同じ漢字が入っている事がきっかけで話始めた。 それから、頻繁に飲みに行き、仕事の愚痴やなんかも聞いてもらった。 健太は、とにかく優しい。 いつも私の味方をしてくれる。 とても、良い人だけど、私達はお互いに絶対に恋愛には発展しない。 お互いにタイプは真逆だから恋愛で好きにはならないけど、親友としては大好き。 「お~い、健太!おはよう!」 「おぉっ、おはよう。」 通勤途中、駅を出た所で健太とバッタリ、会った。 私達は度々、駅でバッタリと出会う事が多いから、一緒に出勤する事も多く、会社の人には、私達が付き合っているんじゃないかと疑っている人も少くない。 だけど、私達は只の親友だ。 親友だから普通の友達よりも仲が良いから疑われても仕方がないけど、、 な~んて思ってる。 皆は彼氏だと勘違いして羨ましがっていたが、私は否定する事すら面倒で、無反応のままでいた。 健太は皆に優しい。 だから誰からにでも好かれるのだ。
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