私の親友は嘘つきでした

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お昼になり食堂に向かうと、佐藤や他の同僚数名がお昼を食べていた。 私は近くに座り聞き耳を立てた。 「何かさ、鈴木さん、毎日、根本さんに怒られてるよね、、」 突然、後ろから、健太が来た。 「一緒に良い?」 「あっ、いいよ。」 2人は、また静かに聞き耳を立てる。 「何か、あんなにミスしてるし、仕事が本当に出来ないよね!」 「私、鈴木さん、弱々しいし、嫌いなんだよね~!」 「私も!」 「私も!」 「何か自分持って無さそうだよね。」 「いつも言われっぱなしだし。」 ミスを被ってくれたのに言いたい放題で、自分のミスだという事も全く臭わせない、その態度に私は腹が立った。 だけど、言う事も出来ずに、グッと歯を噛み締めた。 程なくして、佐藤達は食堂から出て行き、その後、少しして鈴木が来た。 「すみません。田嶋先輩、宮嶋先輩、ご一緒しても良いですか?」 日頃から、鈴木の話を優しく聞いてあげているので私達は、さっきの出来事の事だと察した。 「うん。」 「いいよ~。」 「田嶋先輩、宮嶋先輩、ちょっと相談聞いて欲しいのですが、、 今夜飲みにでも行きませんか?」 「えっ?いいよ。健太は?あっ、宮嶋さんは?」 「うん。僕も大丈夫だよ。」 「ありがとうございます!では仕事が終わったら、宜しくお願いします。」 鈴木は話が終わると、そそくさと退席して行った。
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