私の親友は嘘つきでした

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仕事が終わると3人で和食の居酒屋に向かった。 初めてのお店に少し緊張しながら店内に入ると、とても雰囲気が落ち着いていて、半個室で照明も少し暗くBGMも、しっとりした音楽だ。 「わ~ぁ、結構、雰囲気いいね。料理も美味しそう。」 「本当、田嶋さんは食いしん坊だなぁ。そんな事よりも、まずは何飲む?」 「何~それ!もぉ~私は生!」 「ありがとうございます。私も生でお願いします。」 「じゃあ、僕も生にしようかな。」 注文のボタンを押し定員さんが来た。 「とりあえず生を3つお願いします。」 ある程度、おつまみを注文して、生が皆の前に登場した。 「カンパーイ♪」 「お疲れ様です~」 「カンパーイ。」 一斉に乾杯すると、未希と健太はジョッキの半分程、飲み干した。 「ぷはぁ~美味しい。」 「クゥ~生き返る。」 鈴木は2人の飲みっぷりを見ながら、微笑んでいる。 「そうだ、相談だったよね?」 「そうだね、鈴木さん、何か相談があったんだよね?」 「はい・・」 鈴木は、急に暗い表情になり口を開いた。 「私、佐藤さん達に嫌われていると思うんです。挨拶も無視するし、トイレで会っても、無言になって、すぐに出て行って避けられてるし、今日だって、実は私のミスではなくて、佐藤さんのミスなんです。」 「そうだね。私も鈴木さんのミスじゃないって事、知ってたんだけど、言ってあげられなくて、ごめんね。佐藤さんの事は気にしないようにした方が良いよ。」 「そうですよね。でも結構、私、、 限界なんです、、。」 「そうなんだね。でも私達もまた話も聞くし、ストレス溜まったら私達に吐き出してくれても構わないからね。」 そんなやり取りをしていると、健太が口を開いた。
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