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「鈴木さん、僕は嫌われてないと思うよ。きっと何か、誤解だったり、すれ違ってしまっただけなんだよ。佐藤さんも今日、1人で落ち込んでいたから僕少し話聞いてあげたんだ。そしたら、その時、自分のミスを言い出せなくて、鈴木さんには悪い事したと言ってたよ。皆で居るときも、中々、鈴木さんとお話するタイミングも無いんだって。だから、きっと嫌われてないと思うよ。」
「そうだったんですね。私の思い過ごしだったんですね。少し気持ちが楽になりました。明日から、また頑張って行けそうです。田嶋先輩、宮嶋先輩、ありがとうございます!」
鈴木は目を潤ませ微笑んだ。
「はいっ!じゃあ、今日は潰れない程度に沢山、飲んで食べて明日からまた頑張ろう~!」
「はははっ、本当、田嶋さんは、食べるのと飲むのが好きだね。」
「悪い~?」
私は目を細め健太を見た。
「悪くないです。ははっ。」
それから1時間程、飲みお開きとなった。
「じゃあ、鈴木さん、また明日会社でね。」
「はい。ご馳走様でした。話も聞いてもらって、ご馳走してもらって、すみません。次は私に出させて下さい。今日はありがとうございました。お疲れ様でした。」
「は~い。気を付けてね。」
「お疲れ様。」
鈴木を送り出すと2人駅へと歩きだした。
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