【chapter1】day use

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【chapter1】day use

新しい年が明けて節分を過ぎた頃のことだった。 ある晴れた日に、私は某代表取締役社長とリゾートホテルのビュッフェレストランで会食を楽しんでいた。 ビジネスの話を始めると止まらないのが私の性分である。 ランチの時間には到底おさまり切らなかった。 互いに話し足りなかった私たちは、ホテルのデイユースを利用して、部屋でお茶を飲みながら話の続きをすることにした。 14時チェクインの19時チェックアウト。 実に5時間あまり途切れることなく話し、それでも時間が足りず、帰路の途中で高速道路を下りて安全運転のもと一般道を走行しながら夢中で話し続けた。 「きっと二人で組んだら面白いことができますね。」 そう言う私に彼が、 「きっとじゃなくて間違いなく!絶対面白いものになる!!」 そう言って私にウインクした。 「本日はありがとうございました。」 「こちらこそ。」 送り届けてもらった自宅前で互いに会釈をすると、これから始まる楽しい予感に、私はワクワクしていた。
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