あなたに 第1部 あなたとの出会い 

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【 どうして、電話を、くれなかったんですか?】 【恥ずかしくて、、、。それに、私の事を忘れていらっしゃるのかと、、、。】 【 まさか。こんなに可愛い人を、忘れる筈はありませんよ。】 そう言って、あなたは、私の後ろに立った。 【 目をつむって。 】 私は、どきどきしながら、目をつむった。 【 もう、開けていいですよ。 】 目を開けると、それは、私の写真が入った、定期入れだった。 私は、驚いた。 【 どうして、私の写真を、、、。】 【 さっき、僕の名前を呼んだ友達が、撮ってくれたんです。青山通りを挟んで、、、。失礼だったかな? 】 【 あ、僕の名前は。】 【 知っています。秋山和俊さん、でしょう? 失礼なんかじゃあ、ありません。嬉しいわ 】 そう言うのが、やっとだった。 あなたの、瞳は、最初に会えた時より、きらきらと光っていた。 【 良かった。 僕達、あなたの事を、リトルプリンセス、と、呼んでいるんです。】 【 、、、、、。】 私は、驚いて、何も言えなかった。 あなたの、香りが、強く漂った。 あなたの、香りは、私を癒してくれる。 【 いい香り。 何かつけていらっしゃるの? 】 【 いいえ。何もつけていませんよ。】 あなたは、嬉しそうに笑った。 私も、あなたを見つめて、笑った。 嬉しかった。心が喜びでいっぱいになった。
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