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【 どうして、電話を、くれなかったんですか?】
【恥ずかしくて、、、。それに、私の事を忘れていらっしゃるのかと、、、。】
【 まさか。こんなに可愛い人を、忘れる筈はありませんよ。】
そう言って、あなたは、私の後ろに立った。
【 目をつむって。 】
私は、どきどきしながら、目をつむった。
【 もう、開けていいですよ。 】
目を開けると、それは、私の写真が入った、定期入れだった。
私は、驚いた。
【 どうして、私の写真を、、、。】
【 さっき、僕の名前を呼んだ友達が、撮ってくれたんです。青山通りを挟んで、、、。失礼だったかな? 】
【 あ、僕の名前は。】
【 知っています。秋山和俊さん、でしょう? 失礼なんかじゃあ、ありません。嬉しいわ 】
そう言うのが、やっとだった。
あなたの、瞳は、最初に会えた時より、きらきらと光っていた。
【 良かった。 僕達、あなたの事を、リトルプリンセス、と、呼んでいるんです。】
【 、、、、、。】
私は、驚いて、何も言えなかった。
あなたの、香りが、強く漂った。
あなたの、香りは、私を癒してくれる。
【 いい香り。 何かつけていらっしゃるの? 】
【 いいえ。何もつけていませんよ。】
あなたは、嬉しそうに笑った。
私も、あなたを見つめて、笑った。
嬉しかった。心が喜びでいっぱいになった。
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