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爛々と耀く碧の瞳の奥には、黄色の光る星が浮かんでいるような気がしたが、おそらくは錯覚だろうと思う。
「良くない。お前はそうでも、俺のほうはそういう趣味はないんだ」
なるべく冷めた声を心がけた。
「そ、そうなのですか……?」
少しがっかりしたような声だ。しかし、それも一瞬だけだった。
「あっ、じゃあもしかして、ジュリオさんのほうでしたか? ジュリオ派でしたか!? それとも、フォルクさんやドゥドゥさん!? ああっ、それかそれか、もしかしてルーク指導監!? 年の差! 年の差なんですか!? そういうラブもアリですね! 小説が書けそうです! タイトルは『年の差上等! BL作戦』でいいですか!?」
謎の火がついてしまったシャーロットを、しばらくの間は止めることはできなかった。
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