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「凛が人前に出るのを嫌がってんのを、何勘違いしたのか・・・クールだとか、硬派らしいって褒めてよぉ~」
「あれ?その言い方だと、僕って硬派らしくない?」
「どっちかっていうとアニマル系のぬいぐるみだな。つーことで、その・・・マジで悪いんだけど・・・明日、あたしと一緒に隣町まで付き合ってくれよ。」
「はぁ・・・急ではありますが、明日は瑞希お兄ちゃんも仕事でいませんので・・・いいですよ?」
「ホントお前、真田先輩が基準だな。」
〔★恋する乙女だからだ★〕
「高千穂、隣町で明日、集会するレディースってことは・・・・オメーと親しいダチは、鬼桜(きざくら)か?」
「あ、はい!あそこの7代目総長が、ダチです!」
(やっぱりレディースなんだ・・・)
そして総長。
やだなー・・・
(男装してるとは言え、女の子苦手なんだよね・・・)
「カンナさんの友達、はすみさんみたいな人じゃないよね?」
「安心しろ、ありゃあ特殊な例だ。」
「よかった・・・!」
はすみさんの件で、レディース苦手なんだよね。
〔★凛のトラウマになっていた★〕
「心配しなくても、凛が来ることはトップシークレットでサプライズにしてる!人も集まらねぇように、配慮はしてるからさ!」
「その気遣いは信じるけど・・・ネット社会だからね。」
〔★油断はできない★〕
「だ、だから、そうなんねぇようにするって言ってんだろう!?あたしを信じろよ!」
「信じる。」
「早いな、オイ!?」
「そりゃあ、愛の力だろう~なぁ、凛?」
「瑞希お兄ちゃん、ちょっと黙っててくれません?」
「お?照れてるのかぁ~!?初心めぇ~!」
「だから・・・!僕とカンナさんは恋愛してないって・・・・!!」
「ははは!わかったわかった、これからだよなー!?」
〔★これからも起こらない★〕
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