◆苦あればLOVEある!?凛のアンラッキーとブロマンス!?◆

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瑞希お兄ちゃんの言葉にときめいていたら店員が後押しする。 「凛君、お兄さんもこう言ってるし、着てみようよ?ね?」 「じゃ、じゃあ・・・着てみます・・・」 「それがいいよ~!試着室はあっちなんだけど、わかるかな?案内しようか?」 「い、いえ、1人で大丈夫です!」 グイグイくる相手に、これ以上面倒になる前に従う姿勢を見せる。 「い、行ってきます!売りものを傷つけないように、キレイに扱って着替えますので、のぞかないでくださいませ!!」 店員さんにそう告げて、 「お兄ちゃんも、どこに行っちゃダメですよ!?」 好きな人に釘を刺して試着室に逃げ込む。 「のぞくなって、お前~?ははは!鶴の恩返しかよ~!?」 「可愛い弟さんですね~マスクしてるのがもったいないですよ。素顔も、可愛いんじゃないですか?」 「可愛いっすね。本人が極度の照れ屋で、隠したがるんすよ~なんで、マスクと相性のいい服とかあります?」 「ありますよ。こちらのショールと、ズボンと、シャツを組み合わせて、小物はこんな感じで~」 「お、イイ感じっすね!?これも、着せてみていいっすか?」 「もちろんですよ。他にも、お勧めがありまして~」 「おー!?いいね、いいねぇ~!?」 私が離れたのを良いことに、勝手に次に着せる服の話を始めるお兄さん2人。 (瑞希お兄ちゃんてば・・・私がマスクしてるのは、極度の照れ屋だって軽い感じで説明しちゃって・・・!) 私のことを思いやりながら、相手が追及してこない答えを出すなんて! (その気遣い、神対応過ぎて、ますます好きっ♪) 〔★瑞希は凛の心をさらにつかんだ★〕
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