◆苦あればLOVEある!?凛のアンラッキーとブロマンス!?◆

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好きな人の声にポーとしつつも、慎重に服を着替える。 警戒しながら辺りを見渡す。 (ここ、監視カメラないよね?) 盗難対策で、カメラをセットしてると言うのは都市伝説よね?? そわそわしつつも、慎重に服を脱ぎ、勧められた服にそでを通した。 (・・・悪くはないよね?) 鏡映る自分を見ながら思う。 今までは、自分のお小遣いで買える服かモニカちゃんの服を着ていた。 最近は、モニカちゃんが作った服ばっかりだったけど・・・ (この服、いくらだろう?) 肌に触れる値札を見て固まる。 (げっ!?) 「1万円越え!?」 服にそんなにお金をかけないので固まる。 (トータルで1万円越えじゃなくて、単品で1万円オーバーなの!?) 持ってきたお小遣いじゃ買えないよ! (瑞希お兄ちゃんには悪いけど、好みに合わないと言って断って、お店から脱出するしか~!) 「凛~!着れたか?」 「ひっ!?き、着れましたよぉ~!」 「じゃあ、カーテン開けてくれるか?」 「は、はい。」 ドキドキしながら、瑞希お兄ちゃんと私を隔てている布を動かす。 そこで私が見たのは―――――― 「お!?似合うじゃんか、凛!シルキロールしてても、イケる服じゃんかよぉ~!?」 「あ、ありがとうご・・・って、なんですか!?両手に持ってる服の山はなんですか!?」 満足そうな彼が私を出迎えてくれたけど、瑞希お兄ちゃんはなぜか大量の服を持っていた。 というか、抱えていると表現した方が良いと思う。 「おお、これか?次に凛に試着させる服だよ。」 「それ全部ですか!?」 「いや、タオさんが選んでくれてるのもあるから~」 「お待たせしました~♪ひとまず、これぐらいですね。」 「って、瑞希お兄ちゃんよりたくさん持ってませんか!?」 笑顔で戻ってきた店員タオは、かなりの服を抱えていた。 〔★買わせる気満々だ★〕
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