◆苦あればLOVEある!?凛のアンラッキーとブロマンス!?◆

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瑞希お兄ちゃんへの迷惑はさけたかったので、瑞希お兄ちゃんに直談判した。 「お兄ちゃん、いいですよ!僕、買えないですよ!」 「あん?誰が、お前に買えって言った?」 「え!?」 「お兄ちゃんが出すに決まってんだろう~?あ!?お前・・・金の心配して、断ろうとしただろう!?」 「う!?あ、いえ、だって・・・!」 「ガキが金の心配なんかしなくていい!どれがほしいんだ!?」 「いえ、僕・・・」 「金の心配はしなくていい!大事だから2度言ったぞ!?ほしい服を全部言え!」 「そ、そういわれても・・・!」 何を着たかなんて、お金が気になって覚えてないよ・・・! (覚えているとしたら、着替えた私を見て優しく笑うあなただけ♪) 「凛!遠慮しなくていいって言うのがわからねぇか!?」 怒りかけているのがわかったので破れかぶれで言った。 「そ、そういわれても~こんなにたくさんの素敵な服を目の前にしたら、選べないですよ!目移りしたのは本当ですよぉ~!」 必死で、小動物モードで対応してみる。 「どれもいいから、選べない・・・」 「うっ・・・そ、そうか・・・」 〔★凛の目力、瑞希は動揺している★〕 悲しい目で見上げながら言えば、瑞希お兄ちゃんの怒気が収まる。 「まぁまぁ、お兄さん!そんなに怒らないで!凛君怖がってますよ~?」 そんな私達の間に、店員のタオさんが割って入って仲裁する。 「凛君がキレイなので、こちらもつい、たくさん試着してもらっちゃいましたから、つかれちゃったかもしれませんからね~ちなみに凛君、着てみた服の中で、絶対いやだって言うのはあったかな?」 「・・・なかったです。」 「じゃあ、お兄さんに選んでもらおうか?お兄さんが選んでくれた服なら、凛君も嬉しいよね?」 「すっごく、嬉しいです。」 大きな声で言ったわけじゃなかったけど、強くうなずいて答える。 「そ、そうか!凛がそこまで言うなら、しかたねぇなぁ~!!」 (え?) 瑞希お兄ちゃんの声が明るくなる。 「俺が選んでやるから、ちょっと待ってろ!」 ニコニコしながら言うと、私の頭をナデナデしてくれた。 〔★凛のつぶやき、瑞希のハートをつかんだ★〕
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