◆苦あればLOVEある!?凛のアンラッキーとブロマンス!?◆

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「凛はどれがいいかなぁ~♪最初の新作が良いかなぁ~?」 「素材が軽いので、お勧めですよ。ただ、着回しが出来るという点では7着目がよろしいかと。」 「マジすか、タオさん?いろいろ聞いていいスか?」 「もちろんです!そのためのショップ店員ですから♪」 こうして、冒頭へと話は戻る。 待ってるように言われた私は、別の店員によって、お店の中にあったオシャレなソファーに誘導される。 「凛君ていうの?いつもお兄ちゃんとお出かけするの?」 「え、えーと、お兄ちゃんの仕事がお休みの日に・・・」 「きゃ~仲良いね?凛君、いくつ~?」 「・・・15歳です。」 「わかるわかる!初々しいよねぇ~」 「私もこんな可愛い弟がほしいわぁ~」 両脇をお姉さんにはさまれ、私の心は叫んでいる。 (あまり密着されると、女とバレちゃう!!助けてぇぇぇ―――――――――!!) 〔★本物の男子ながら喜んでいる★〕 本当は私が決めなければいけない服選び。 とはいえ、お金を出してもらうのは申し訳ない。 (てか、別に服はほしいわけじゃないんだけどな・・・・?) なんで急に、こうなったの?? 「凛、決まったぞ!」 疑問を感じる私に、好きな人の声が届く。 「1・4・7・11・15・18・21番の服を買ったからな~♪」 「え!?買う確認はナシ!?」 〔★決定後の通達ともいう★〕 満面の笑みでやってきたお兄ちゃんは、両手に袋を抱えてる。 見たことのない大人買いに、お礼より先に別の言葉が出た。 「買いすぎですよ!?瑞希お兄ちゃん!!」 「なに言ってんだ!凛は最近、迷惑かけっぱなしだったからよぉ~アニキらしい子とさせろよな?」 「お、お兄ちゃん・・・」 ドキッとする目で言われて、私もそれ以上言えなくなる。
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