◆苦あればLOVEある!?凛のアンラッキーとブロマンス!?◆

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「ねぇ、ルノア!仕事はどうなの!?女優業、順調!?」 「フッチーの芸能界活動、聞きたいよぉ~!」 「あんまりしゃべんないでよ。恥ずかしい。」 新学期を迎え、渕上ルノアが芸能界デビューをするという話は学校中に広まっていた。 奴が芸能人になるとか、何度聞いても吐きそうになる。 (見た目がよければ、テレビに映る資格はあるって言うこと?) 良く知らないけど、モデルみたいなことはしていたと聞いた。 評判が良くて、活動の幅が広がったと言うが・・・ (レディースの総長してるのに、それってどうなんだろう?渕上が暴走族の女ボスをしてることを知らないの?) それとも、上手く隠しているのだろうか? (いや、隠せてるから、公の場にステップアップできるのかも・・・) よりによって、渕上なんかを選ぶなんて・・・芸能界は見る目ないなぁ~と思う。 〔★凛は不満を感じている★〕 だけど、そのまま忙しくなれば、私のことを放置してくれるかもしれない。 淡い期待を抱いたりもしたんだけど・・・ 「見てよ~菅原の顔!泣きそうですって顔して、同情かってるよね~?」 「足から血が出てるけど頑張ってますとか、わざとらしいわ!ねぇ、ルノア?」 「そうね。ホント、ゴミ原って調子に乗りすぎだわ。目障り~」 「だよねぇ~フッチー!もっと教育してやろうぜ!」 これみよがしに言う奴らの声を聞きながら思う。 やっぱりあいつらは敵だ、と。 私を見てゲラゲラ笑ういじめっ子達も、知らん顔する体育教師も大っ嫌いだった。
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