◆苦あればLOVEある!?凛のアンラッキーとブロマンス!?◆

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正直、凛道蓮をする合間でやった宿題を取られたことはムカつく。 何の努力もしないで、楽をすると言う態度が嫌い。 その場の気分で人をいじめる奴らは、もっと大っ嫌いだけどね。 「うはは!顔怖いでぇー!?けっきょく、どうなってんねん!?菅原凛の夏休みの宿題達は~!?」 殺気をため息に変えながら答えた。 「始業式の日に、返してくれるように交渉したんですが・・・」 「返さへんかったんか?」 「いえ、『一緒に提出してやった!感謝しろ!』と小突かれながら言われました。」 「うはははは!隠ぺい工作もバッチリやなぁー!?」 「いや・・・むしろ、一緒に出したかどうかが怪しいんだよね・・・」 ヘラヘラしながら言う難波と鳥海を思い出して、ますますムカついた。 同時に、犬猫を追い払うような対応をした中山達男子に腹が立った。 怒りのあまり、渕上飯塚カップルを見なかったのは正解だったわ。 そして、すごく不安だった。 (今までやられたことを思えば・・・・・本当に出したのか、信用できない。) 2か月分の宿題をすべて見せてやったんだから、さすがに大丈夫だろうとは思っていたけど・・・・ (考えが、甘かったかもしれない。) 「念のため、各教科の先生に確認してみます。」 「その方がええなー!」 今さらながら、予定を変更する。 (奴らほど――――――いじめっ子達ほど、信用できない奴らはいねぇ!!) 〔★それは万国共通だ★〕 若干、凛道蓮モードになったところで言われた。 「そや!そんな凛にええもん貸したるわ!」 「いいもの?」 焼きそばパンを口に押し込むと、ヤマトはポケットから何かを取り出す。 「ほへ!」 「これは・・・」 「まんへんひふや!」 「食べるか、しゃべるかどっちにしましょう。万年筆ですか?」 黒色の地味なものだった。 派手なものが好きなヤマトが持つにしては、違和感のあるもの。 「うははは!宿題、手伝ってくれたお礼に貸したるわ!」 「はあ・・・これを僕にですか?」 「せやせや!イクン切れてるけどなぁ~!うはははは!」 「使えないじゃないですか!?」 〔★借りる意味がない★〕
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