◇凛道蓮はウレモノ!!お呼ばれ集会で大騒ぎ!?◇

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給油を終えた後、3つ目ぐらいの信号で止まった時、携帯の振動が体に伝わった。 (カンナさん!?) 邪魔にならないように、バイクを端に寄せながら出る。 「もしもし?」 〈凛、そっちはどうだ?〉 「瑞希お兄ちゃん!?」 表示を見ないで出たので、気分はサプライズ!! 思いがけず聞け好きな人の声に気持ちが高まる。 「ど、どうされたんですか!?」 嬉しさと、興奮を抑えながら聞けば笑われた。 〈ははは!ちゃんと、高千穂のおねだりを聞いてるのか心配になってな~〉 「え?僕のことは?僕の心配は?」 〈凛は大丈夫だろう?〉 そうだけど・・・私よりカンナさんの心配ってどうよ!? 〔★凛はすねている★〕 〈もう鬼桜とは合流したか?〉 「いえ、まだです。」 〈なにしてんだ?〉 「信号待ちです。瑞希お兄ちゃんは?」 〈俺が今日は仕事だって知ってるだろう?今、休憩中なんだよ。〉 「エンジェルに休息は必要ですもんね。」 〈戦士って言えよ!だれだよ、オメーに俺の恥ずかしいあだ名を教えたのは!?〉 「お店のお客さん2人と同僚のKさんです。」 〈あのOLお姉様コンビとカズ君か!?〉 (気づくの早っ!) 〔★頭文字だけにした意味がない★〕 〈やろぅ~もうすぐ休憩に来るはずだから、とっちめてやる!〉 「もう言わないので、喧嘩はしないでください。それよりも、水分とって休んで下さい。涼しい室内でも、熱中症になるんですからね?」 〈うっ・・・わーってるよ!凛にはかなわねぇな~〉 「大丈夫です。僕は一生瑞希お兄ちゃんにかないませんから。」 〈こいつ~!口の上手いことばっかり言いやがって~〉 「ホントだもーん!瑞希お兄ちゃんには勝てないもん。」 〈そんなことないぞ~凛なら、お兄ちゃんを超えられる。お兄ちゃんの自慢の弟だからな?〉 「瑞希お兄ちゃん・・・!」 知らない人が聞けば、ただのブラコンの会話だけど、私にとっては愛の語らいも同じ!!
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