◇凛道蓮はウレモノ!!お呼ばれ集会で大騒ぎ!?◇

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〈お兄ちゃん、凛がビシッと決められるように祈っててやる。あと、絶対にナンパはするなよ!?〉 「しません!僕は硬派で、瑞希お兄ちゃん一筋なんですから!」 〈ははは!じゃあ、浮気の心配はないな?安心したぜ。〉 「当然ですよぉ~!」 〈高千穂を大事にするんだぞ?俺は一途な凛が好きだからな?〉 「は、はい!僕も大好きです!」 (きゃあ~!好きって言われた!嬉しい~!) 〔★お互いの主張は違うが、話は成立していた★〕 ナチュラルに好きとか!! 出会った頃と比べて、かなり進歩してきてるよね!? 〈じゃあ凛、気をつけていけよ。〉 「はい!瑞希お兄ちゃんも、しっかり休んでラストまで持ちこたえて下さいね!?」 〈ありがとな。凛、無事に帰ってきたら、コーヒー飲ませてやるから。〉 「はい!頑張りま~す!」 〈おう、またな?〉 「またなのです~瑞希お兄ちゃん♪」 好きな人との電話が終わる。 さっさとあいさつを済ませて、瑞希お兄ちゃんの元へ帰ろう♪ そして、ナデナデしてもらって、つかれたと言って抱き付こう。 (弟力を発揮して甘えよう!) 甘い香りのする彼のにおいに包まれて~ ブッブッパー!ブッブッパー! 「う!?ゲホゲホっ!?」 好きな人の香りに包まれる前に、ひどい排気ガスを浴びる。 「な、なに!?」 黒い煙にむせていれば、うるさい音と共にバイクの軍団が目の前を通過していく。 ブッブッパー!ブッブッパー! 「ん?あの特攻服は・・・?」 (『伽藍道(がらんどう)』?) ファンファンファン! 奴らに続くように、パトカー3台も走り去る。 「『伽藍道(がらんどう)』が、追われてる・・・・・。」 追ってる方はそうでもないけど、追われてる方がすごい数。 (てか、迷惑ね。) そんな思いで眺めたのが数秒ほど。 だから、次に起こったことが理解できなかった。 「オラ!」 「ぎゃあああ!?」 「え!?」 突然、バイクから人が落ちた。 ガン!キキー! 落ちたのは、二ケツしていたうちの後ろに乗っていた方。 見事に、追っていたパトカーと人身事故を起こしてしまった。 ドン! 「や、やめてくださ!」 ドン! 「なにしやが―――――!?うわあ!」 追加で、2人ほど突き落とされた。 それで、追っていたパトカーすべてが急停止する。
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