Vanliga känslor ありふれた感情

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産まれて初めての感情 私だけの感情 やり場のない悲しみ やり場のない怒り 目の前で大切な人が死んだ 私自身を否定された 愛した人に裏切られた 昨日の敵は今日も敵 いくつ夜を過ごせば 酒に溺れた 明日を夢見た 愛に溺れた 夢を夢見た 愚かなのはわかっている けれども求めずにはいられなくて 対岸の火事 見たこともない人に寄せた希望 妥協と納得 応援する自分に泥酔 夢の国の支配者が笑う 真実を耳元で囁いて 閉じた瞳の奥で 嘲笑うかのように流れる河 何色に光り 何を洗い流すのか 目の前で大切な人が死んだ 私自身を否定された 愛した人に裏切られた 夢は夢で されど 現実も夢 支配者が笑う 夢という言葉は  存在しないと 何もかもに満たされる この世はなんと素晴らしい 全ては「ありふれ」たものだった 全ては最初からあったのだ たった一つを除いては それを追い求めるのも「ありふれ」た 滑稽な姿なのだろう
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