ふたたび愛美とつきあう

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ふたたび愛美とつきあう

 久しぶりに食べる愛美の料理は美味かった。それは昔も今も変わらないはずなのに、最後に味噌汁を啜ったとき、素直な言葉が口からこぼれた。 「うまかった。ありがとな」  この一年レンジで温める弁当ばかり食ってきた。 「どうしたの? つきあってるとき、そんなこと言ったことなかったのに」  愛美は柔和な微笑を浮かべた。  この日を境に俺と愛美はもう一度つきあいはじめた。俺の気持ちが変わったわけじゃない。愛美も結婚には触れなかった。
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