七月十一日 木曜日
54/54
読書設定
目次
前ページへ
次ページへ
210人が本棚に入れています
本棚に追加
/
165ページ
寝る前のやりとりを思い出してみるも、これといって心当たりがない。むしろ、別れ際の静は、いつもより機嫌が良さそうなくらいだった。 目を白黒させながら必死で考える茶トラの直人をやさしく抱き直し、静はため息を吐く。腕の中から見上げると、寂しそうな、どこか切ない瞳をしていた。 目を閉じて、ゆっくりと口を開く。 しかしその唇が言葉をつむぐ前に、唐突に直人の視界は真っ黒に塗りつぶされた。
/
165ページ
最初のコメントを投稿しよう!
210人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
2,068(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!