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亜美『私も言うね。聡くんと知り合って、毎日が楽しかったよ。あんな形で一回は会えなくなったけど、聡くんがもう一度私にチャンスをくれて嬉しかった。もう聡くんしか見ないってその時決めたんだ。だから、さっき他に会ってる人が私含めて4人いるって聞いた時は落ち込んじゃった。ごめんね。トイレに入った時も、今日は告白ないな…って思ってため息ついちゃったんだ。でも告白してくれてびっくりした。さすがにトイレの前ではって思って咄嗟に場所移動したけど(笑)こんな私で良かったら聡くんの彼女にして下さい。』
聡『ん?OKって事?』
亜美『うん』
聡『ありがとう!これからも宜しくね。』
亜美『こちらこそ、宜しくね。』
告白は見事に成功した。
一世一代のミッションは、駅構内を何往復も行き来しながらのランニング告白となった。
告白を終え亜美さんのバス停に向けて歩き出すが、一つ言わないといけない事がある事に気づき、ベンチに座る。
聡『亜美ちゃんに一つ話さないといけない事がある。』
亜美『なに?』
聡『実は、亜美ちゃんと知り合うきっかけをくれた人がいるんだ。女友達なんだけど。大学の頃からの友達で、彼女が言ってくれたから婚活も始められたし、亜美ちゃんにも出会えたんだ。今でも連絡とってる。こうやって亜美ちゃんと付き合う事になったから亜美ちゃんが嫌ならその友達と連絡断とうと思ってる。隠し事は嫌だからさ。』
亜美『全然連絡とって大丈夫だよ。その人のおかげで聡くんは今ここにいるんだから。』
聡『ありがとう。』
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