生きる私の奮闘記

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太陽がこの世界に挨拶をする。ことりも草木もみんなが太陽に挨拶をする。 もちろん私も挨拶をする カーテンを開けて朝が来ることに感謝をする ベッドから起き上がってそのまま階段をおりリビングへ向かった。 この家は私一人。挨拶を返してくれる人など誰もいない。でも挨拶をする。 「おはよう。今日もよろしくね」 家の家具全般にあいさつをした。テレビをつけ流れるニュースを聞き流しながらトーストを焼いてコーヒーを入れる。 トーストを焼いている間にお弁当を作る。 作ると言っても昨日の残りを詰めるだけだ。簡単に時短で。これがいつの間にか自分の中の口癖だった。 コーヒーと焼けたトーストをもち椅子に腰をかける。 テレビでは7時20分になった所だった。 テレビの中ではカフェの話題が出ていた。 「へぇー。うちもテレビが来るくらい有名にならないかしらね。」 トーストをかじりながら一言そうもらしてコーヒーをすする。 オシャレなケーキやコーヒー、テーブルの上は純白でアニメのような世界だった。 「さて。今日も頑張るぞー!」 朝食を終え伸びをする。テレビを消して上に戻る。 着替えをして顔を洗って歯を磨く。毎朝のルーティーンだ。 軽くメイクをして鏡の中の自分に笑いかける。 「今日も頑張れ。自分。」 そう言ってまた微笑む。 車の鍵を持って外へ出た。 職場まで20キロほどを車でいく。 今日も学生が自転車をこいでいたり、小学生の集団登校を目にしたりしながら心の中で頑張れと呟きながら進む。 20キロはあっという間についてしまう。 森のような入口を進みすこし奥に木造の建物がある。それが私のカフェだ。 裏口に周り鍵を開ける。 太陽が葉っぱの間から覗き店に光がさしている。 今日も一日ここにいる。私の第2の家。そしてこの店のコンセプトは第2の実家。
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