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まるで、何かに引き寄せられたかのように、ここにたどり着いた。
けれど、燐菜はここに入る勇気がなかった。
燐菜の弱さを、誰かに知られるのが怖かった。
助けてほしいけど、怖い。
燐菜は、ここから去ろうとした。
すると、カウンセリングルームの扉が開いた。
まずい、誰かが出てくると思ったが、燐菜の足は動かなかった。
そして、中から出てきたのは、石上先生だった。
耕「あれ?篠上じゃないか?
どうした?」
燐「ただ通りかかっただけですよ。
石上先生こそ、ここでどうされたんですか?」
耕「俺は、ここの常連でさ、よくここで話を聞いてもらっているんだよ。」
先生も、何を抱えているのかな・・・
燐菜は少し、気になった。
石「篠上も、誰かに話を聞いてもらいたくなったんじゃないか?」
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