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「酷いな……。魔物に襲われたのか?」
アクトは死体に触れた。
冷たい。死後硬直も始まっている。
目を閉ざしてみようとしたが、硬くて、閉ざしてやる事は出来なかった。
「アクト。下がって」
自分の後ろにいたルイズが立ち上がり、アクトを庇うように立ち、洞窟の入口を睨み付けた。
入口から、一人の男性が入ってきた。
年齢は、自分とルイズと同じくらいの男性。
身長は、自分とルイズよりも高い。
「誰かと思えば、ルイズじゃん。
久しぶり~。しばらく、姿が見えなかったから、死んじゃったか思ってたよ~。
生きてたんだ」
「ああ、なんとかな。この人間を殺したのは、お前か?」
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