詐欺師

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俺の、早朝は早い。目覚ましの五分前に目覚め起きてしまう。普通の会社員だ。朝のモーニングルーティンで、 新聞を見ながら牛乳を飲み、牛乳を置き、パンを口に咥える噛み飲み込もうとしたが、喉につっかえ朝から大量の咳を出す。 「本日未明、恋愛サイトで知合い、金をむしり取った恋愛詐欺師が、未だに捕まっておらず、気をつけるように‥」 毎日毎日、同じ事件の内容全くあきあきする。するとスマホのメールが届いた。誰かと、思い早速見てみると こう書かれていた。 「全く!あんたそろそろ彼女さん連れてきなさいよ!いい歳なのにさ‥‥ ほんとにあんた‥‥‥」 ため息を零しスマホを閉じる。 毎回毎回、ニュースのように毎回届く。見ているだけでストレスが貯まる。あっという間に時間が過ぎ去り ずっしりとしたカバンを持ち 虚しい玄関ドアを開け、会社に向かう。 毎日満員電車に、乗り吊革に捕まり 電車が、止まる度に大きく揺れ人にぶつかり、謝る。その繰り返し こんな俺でも、幸せの一日を過ごしたいと、思う俺だった。そんな事を考えると、いつの間にか着き、ゆっくりと 会社に、向かうのであった。
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