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「…その少女は産まれた時から…よくない者を引き寄せてしまう体質を持って産まれてきたとじじぃから聞いた」
「…」
「まさか…それが…」
「ああ…まさか会えるとは思わなかったが…」
「え…」
「…じじぃから…あんたのこと頼まれてたんだ…」
「どういうことですか?」
「じじぃはあんたの力は強すぎて…じじぃが生きている間にしかお守りの効力を保てないのがわかっていた」
「…」
「だが…じじぃのやつ…そいつが何処の誰で何処に住んでいるなのか…聞くのを忘れててなぁじじぃが亡くなる前にあんたの事を見つけかったんだが…」
「それはどういう意味だ?」
「じじぃが亡くなる前にこちらで保護するつもりだったんだ…」
「え…」
「あんたの力は強すぎて…何処の神社からも断られたと聞いている」
「…もしかして…彼女が事故に合いそうになっているのは…」
「…ただ見えるからじゃない…あやかしや霊に引き寄せられているんだよ…あんたは気がついてないだろうけど…」
「え…そんな…」
「あんたの力はただあやかしや霊を引き寄せているだけじゃないあんた自信が引き寄せられているんだよ…」
「…」
「それを心配した。あんたのじいさんが家の神社の評判を聞いて来たんだろ…あんたの力をどうにかして欲しいと…けど…俺のじじぃでも…このお守りであんたの事を守ることしかできなかったんだ」
「だから保護…すると言ったのか…」
「ああ…」
「何とか出来ないのかよ!」
「…悪いが俺でも無理だ」
「何でだよ!」
「俺の力はじじぃより強くない…強かったら保護何て言わねぇよ」
「ぅ…(それもそうか…)」
そう聞いて蔵前は落ち込んだ。
それを見た見るからに性格の悪そうな中学生くらいの男の子が何か思いついて提案した。
「…ふ…一つだけいい案があるぞ…」
「え?」
「どんな案だ!」
蔵前はそう聞いて見るからに性格の悪そうな中学生くらいの男の子に詰め寄った。
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