幸せ

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起きてご飯を食べて寝る。 生きてるだけで幸せ。 食べれるだけで幸せ。 もっと世の中には辛い人がいて自分はマシな方だから。 そう思い続けないと生きていけない。 頑張れない。 突然現れる希死念慮。 毎晩死にたくて死にたくてどうやったら死ねるか考えながら手首から流す血。 起きたらまた死ねなかったと嘆く。 無気力に過ごし当たり障りのない言葉で今日も空を泳ぐ。 どうしてこんなに辛いの。 どうしても自分だけが。 そう考えては悲劇のヒロインぶるなお前と誰かが言ってくる。 皆は言う。 食べれるだけで幸せ。 生きてるだけで幸せ。 あなたは幸せそうでいいね。 幸せって何。 食べれる事も生きてる事も感謝して生きなければならない事くらい分かっている。 でもお前みたいな社会不適合者の人間の屑は生きてたら駄目なんだ。 また誰かが言う。 だから死にたくなる。 生きているという奇跡をそのまま消したくなる。 虐待を受けてるわけでもない病気でもない生きてる食べてる。 幸せ。 そうこれは幸せなんだ。 だから辛くても死にたくても自分は幸せな人間なんだ。 幸せなのに死にたい自分はなんて愚かなのか。 自分は死にたくても不幸だと思う事が愚かだったみたいだこの世界では。
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