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+ プロポーズから二日が経った月曜の朝、僕は有頂天のまま出勤した。 昼休みになり、職員室の横にある休憩室に入った時、いつものように年配の女性教師が他の教師達相手にマシンガントークを繰り広げていた。 空いている席に着き、食事を取り始めようとした時、年配の女性教師が、僕に「ねえ、あなたはどう思う?」と聞いてきた。 「どう……って、何の話をされてたんですか?」 「これよこれ!」 鼻息を荒くした年配の女性教師が、スマホ画面を印籠(いんろう)のように突き出してきた。
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