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「その異世界では、私みたいな存在を求めているのか?」
「いや?そんなことはないさ、君みたいなのはそこら辺に転がっている石ころでも十分だよ。」
「何故、そう言いきれる?」
「俺がその担当の神様だからさ。」
「なんと…神様は本当に居たのか!?」
「生憎、この世界では無法地帯だけどね。」
何しろ譲り受けた世界だからね。
世界の担当神ってのを色々付けなきゃいけないんだが、俺にはそのあてがない故に無法地帯よ。
俺は強靭担当で、他はシステムで適当に稼働させてる。
「…そうか、そうだな。何しろ、不正や汚職が酷いからな。」
「そんなことはさておき、転生タイムだ。さあ、ダーツを持って適当に投げて。」
「…適当に…良いのか?」
「大丈夫、大丈夫。何生に当たるかは知らないが、安定するまでは同行してやんよ。」
「…えい、それっ、たあ!!」
「…人外、+、六つ星か…さあ、最後の的だ…。」
総理さんに何本かのダーツを持たせて、高速回転する的に当てさせる。
高速回転と言えど、ダーツを弾き飛ばすほどの威力は無いので普通に刺さります。
人外は人以外、+は友好的、六つ星はそれを極めたということ…後は姿だけ。
三つの的は運試しだけど、最後の的は確定だから必要はないけど…心の準備は必要じゃないか。
「とあ!!」
「はい、スライムだね。」
「…スライムだと?」
「不定形で有名のスライムさんだね。」
「あの特徴的な形の「ではなく、普通に丸だよ。」…そうか…。」
あの特徴的な形のスライムに覚えがあったようだが、形はごく普通の丸いスライムだよ。
著作権に当たることは致しません。
色は青単色ではなく、保護色なので確定色はありません。
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