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目
小さいころ事故で僕は目を失ってしまった
医師になんて言われたかも覚えていない
ただ母が僕を庇って死んでいったのは知っている
母が最期まで「裕翔を助けて」と言っていたらしい
まぁこれも12年前の話
10歳の誕生日の時すべて父から聞かされた
父から言われた「過去を引きずる男母さんは嫌いだったぞ」
だからもう悲しむのをやめた
そしてどうやら明日目の手術を受けれるらしい
父の家族、母の家族がお金をためていたんだと
来年から高校生だし、普通の生活を送りたい
そう願っていた
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