義理の姉、基子

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元交際相手、博子と、喜一郎は、まだ繋がっている、そう思えた。 そして、その博子の長女は、福婦長に、次女は、看護主任に 長男は、事務方の部長として、病院内を牛耳っていた。 子供たち三人は、口裏を合わせて、喜一郎の不利になる事や 母との関係を、ひた隠しに隠していた。 別に、どうでも良い事だったが、そこまで隠されると 本当の事を知りってやろうと言う気になる。 基子は、長女の夫に目を付けた、ギャンブル好きで、いつも金に困っている。 その男を取り込んだ基子は、博子と喜一郎の関係が分かる写真や 話の内容が分かる録音を持って来る度に、30~50万を、ぽんと渡していた。 だが、喜一郎たちには、何も言わなかった。 それで、妻の母に申し訳ないと言う気持ちが薄らいだのか 長女の夫、川谷は、気楽に証拠品を持って来る。 今日は学会だとか、妊婦が急に産気づいた等と言っては、家を空ける翌日には もう、二人が、どこで何をしていたかが、基子の手元に届いていた。 二人の、キス写真などを見ても、基子の気持ちに、少しも波風は立たない。 気になる人は、他に居た。 その人は、今、二階から降りて来た、慶次郎だ。 シャワーをしている音が止み、素肌にガウンを羽織って ブランデーのグラスを持って、、、ああ、早く来て もう、慶次郎を待ち焦がれて、体の中心が疼く。 基子が使っている、客間のドアが静かに開いた。 ベットの端に、腰掛けていた基子は、飛びつく様に慶次郎の身体を抱きしめる 「おっと、ブランデーが零れちゃうよ」「そんな物、良いから」 基子は、ブランデーを取り上げて、ベットサイドに置くと 慶次郎の首に、両手を回してキスをする。 慶次郎は、舌を絡めて吸いながら、右手で、下腹部を探り 「もう、びしょびしょじゃないか」と、からかうような口ぶりで言う。 「だって、さっき、もう少しと言う所で、止めちゃうんだもの」 基子は、濡れた目で、恨めしそうに睨んだ。 「ジョギングの人が通ったからね~ それに、あまり遅いと、百合香が怪しむだろ」 「そんな事言って、いつも私を焦らすんだから」 二人は、キスをしたまま全裸になり、ベットの上で抱き合った。 「一人息子の、大事な時に、こんな事をするなんて、不謹慎な母だな~」 慶次郎がそう言うと、基子は「どの口が、そんな事を言うのよ」と、笑う。 「この口だよ」慶次郎はそう言うと、基子の両足を目一杯広げ ちょこんと突き出ている花の蕾に、口を付けた。 「あ~~~っ」基子は、高い声を上げ、慌てて傍のバスローブを銜える。 「あ、あ、そこは駄目、、」足をがくがくさせながら、基子は訴えたが 慶次郎は止めない「うう、うぅ~っ」基子の両足が空を蹴り たちまち登りつめる、その脈打つ中に、慶次郎は、深く自分の物を沈めた。 まるで、二匹の蛇が絡み合う様に、二人は、何度も喜びを求めあう。 「慶ちゃん」「基子」二階に、百合香を寝せたままと言う スリル満点の、禁断の実を、貪りつくす二人だった。
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