義理の姉、基子

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いよいよ、合格発表の日が来た。 史郎は、基子や慶次郎、百合香と共に、発表を見に行ったが 自信たっぷりの史郎の言葉通り、見事に合格していた。 「やったな」滅多に見せない、喜びを爆発させた慶次郎に 百合香も、基子の手を握って、涙ぐみながら喜んだ。 皆は、慶次郎が予約していた、三ツ星のレストランで 豪華なお祝いの食事をした。 こんな時でも、父の喜一郎は来ない。 いくら基子と仲が悪くても、息子は可愛いだろうにと、百合香は不思議だった 明日は、早速、史郎の住むマンションを探しに行くからと 基子と史郎は、その夜は、慶次郎の家に泊まる事になった。 百合香が、最後の風呂から出て來ると、史郎が また、基子と慶次郎は、あの神社へ、お礼参りに行ったと言う。 「あら、史郎ちゃんは、お礼に行かなくて良いの?」百合香がそう聞くと 「良いんだ、俺、他にしたい事が有るから」 そう言って、また百合香を抱き上げて、出窓に座らせ 「叔母ちゃん、合格祝いを頂戴」と、言って、胸に顔を埋めて来た。 「史郎ちゃん、もう一人立ちするんでしょ 何時までも赤ちゃんじゃ駄目よ、これも、もう卒業しなきゃ」 そう言うと「じゃ、これが最後?」と、聞く。 「ええ」史郎が、甘えてくれなくなるのは、ちょっと寂しくなるけど それも、史郎の為だと思う。 「じゃ、最後だから、今日は、本当の赤ちゃんになるよ」史郎はそう言うと 百合香のパジャマの上着をめくり上げ、出て来た乳房を、大きな手で包み その先を口に入れた「うっ」百合香は、思わず声を上げ 「駄目、史郎ちゃん、駄目よ」と言ったが、史郎は聞こえない振りで もう片方の乳房の先を、左手の指で摘まんで、くにゅくにゅと動かす。 「ああっ」一気に、百合香の蜜が花の中に溜まる。 「し、史郎ちゃん」史郎の頭を掴んで、離そうとしたが 史郎は、今度は、もう片方を口に入れ、ちゅくちゅくと吸う。 基子の母乳で育った史郎は、何時までも乳離れできなかったが 喜一郎に怒られ、強制的に断乳させられた。 もう、母親の乳が吸えなくなった史郎は、基子が用が有る時に預ける 百合香の乳を、こっそり吸っていた。 乳は出もしないのに、しゃぶっているだけでも、満足する様で その頃から、基子の乳を飲む時と同じ様に、もう片方の乳は 指でくにゅくにゅと触っていた。 基子には、悪い様な気がしたが、史郎にせがまれて しゃぶる事を許した百合香は、その時だけは、母親になった様な気がしていた 小学校も、高学年になると、さすがに乳を飲む真似はしなくなったが それでも、喜一郎に叱責されたり、面白くない時が有ると 百合香に抱かれて、その胸に顔を埋めていた。 小さい頃は、そんな史郎が、ただ可愛かった。 今も、あの時と同じ事をしているのに、花の中がぎゅんっと締まって 泣きたい様な、切ない気持ちになる。 それは、慶次郎に愛撫される時と、同じ感情だった。 「史郎ちゃん、もう、、離して」必死でそう訴えたが 史郎の甘えは、慶次郎たちの足音が聞こえるまで続いた。 上気した顔が、まだ収まっていない百合香に 「あら、顔が赤いようね、どうしたの?」 これも潤んだ目をしている、基子が聞く。 「ちょっと、長湯しちゃって、のぼせたみたい」 百合香は、咄嗟にそう誤魔化して、冷蔵庫を開け、ミネラルウォーターを 取り出して、ごくごく飲んだ。 「史郎は?」「さぁ、もう寝ちゃったんじゃないかな」 「今日は、興奮して疲れたんだろう、私達も、もう寝よう」 慶次郎がそう言って、それぞれの部屋に引き上げた。 甘えん坊の史郎は、本当に寝たのか、史郎が寝ている 隣りの部屋からは、ことりとも音がしなかった。 「今日は嬉しい日だから、私達も楽しもう」慶次郎は、百合香を抱き寄せた。
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