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この前、基子たちが来た時以来だ、さっきの事で、もう花の中は疼いている
早く昇りつめたい、弾けたいと、身体は訴えていたが
慶次郎の愛撫は、いつも以上に執拗で、なかなか欲しい所に来てくれない。
「あ、貴方、、もう、来て」百合香が身悶えして訴えても
「もう少しね」と、声は優しいが、指や口は意地悪だった。
もう、百合香の花は、蜜でぐっしりと濡れ、慶次郎を求める。
「お願い、、来てっ」泣きそうなその声で、やっと慶次郎の熱い物が
百合香の花の中を塞いだ。
「はぁ~ぁあ~」長い喜びの声が、百合香の口から洩れ
膨らみ切った気持ちは、あっという間に、頂上へ駆けあがり一気に弾ける
そんな百合香を、ひと呼吸休ませると
慶次郎は、二度、三度と、立て続けに昇りつめさせ
「ま、待って、、」と言う、百合香の声も聞かず、どんどん責め立てる。
何度も何度も、昇りつめさせられ、重ねられる快感に
「あ~~~っ、駄目、、もう駄目~」と、百合香は悲鳴を上げ
体中を痙攣させて、快感の渦の中でもがく。
もう、気を失う寸前で、やっと慶次郎は、身体を離してくれた。
百合香は声も無く、ぐったりと手足を投げ出す。
その百合香を抱きしめて「良かったよ、百合香、ゆっくりお休み」
慶次郎はそう言うと、満足しきって眠る百合香を残し、部屋を出た。
階下へ降り、シャワーを浴びる、そして、今夜も客間のドアを開ける。
その慶次郎の姿を、二階の階段の影から、史郎が見ていた。
「やっぱりそうか」史郎は、胸の中でそう呟き、唇を噛んだ。
叔父と母の、あまりの仲の良さに、どこか違和感を抱くようになっていたが
まさかと、打ち消していた。
それなのに、今、母と叔父は、百合香を裏切る不倫の真っ最中なのだ。
「二人共、狂っている」顔をしかめた史郎は、足音を忍ばせて
隣りの部屋のドアを開け、中へ入った。
薄明りの中で、百合香は、幸せそうな顔で、すやすやと寝ていた。
階下で、何が行われているのか、全く知らないで、、、
史郎は、拳を握りしめた「酷い、酷すぎる」
大好きな叔母を裏切っている、二人が憎かった。
しかし、これで俺の目標は確定した。
大学を卒業したら、直ぐに百合香を迎えに来るんだ。
狂っている叔父の元から、百合香を救い出し
俺の手で、百合香を幸せにしてやるんだ。
それまで、もう少し待ってて、史郎は、百合香の額にキスをすると
また、足音を忍ばせて、自分の部屋に戻った。
ベットの上で、胡坐をかき「くそっ、もう少し早く、生まれて居たらな~」
と、自分の太腿を殴る。
今はまだ、百合香を守れるだけの力が無い。
「早く、力を付けなくっちゃ」仰向けになって、天井を睨む。
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