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｢ここ！おはよ！クラス貼ってあるよあんたまたまーくんと同じだよ！｣
学校に着き、いちばん最初に話しかけてきたのは小学校が同じで、春休み中もたまに連絡を取っていた友人のかえなだった。
｢かえおはよー！また私あいつと同じなの！？マジか…｣
あいつと言うのは、これまた小学校が同じな男子である。私はその男子と小学校6年間、漏れなくクラスが同じであった。中1こそクラスは離れたが、再び中学２年生で同じクラスになり、そして先刻の発表により、また同じクラスになったことが発覚した。　
別に好きでもない人とクラスが同じでもうれしくないが、かと言って好きな人がいるわけではなかったので、黙って現実を受け入れることにした。