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「元々魔王は穏健派。一見魔力豊富で人滅魔法放てる脳筋かと勘違いされてたのですが、実は頭脳派だったんです」
久々語り出したスクルド様。
あぁ、美しくてヨダレがでそうです。
ありがとうございます。
何だか聞いてると魔王の方が勇者っぽい。
勇者というより英雄?
少なくとも光弾ぶっ放す老害よりよっぽどまともだ。
人滅魔法使ったのは頂けないけど、それでも妻が討たれる前までは色々動いていたんだろうな。
ふと何かがかすった気がした。
うーん、何だろな………。
「僕の加護持っているの、鑑定で知ってるのに魔王って面白いよねぇ~」
ん?
「どういう事ですか?」
カイロス様に尋ねた。
「僕って甘やかされた末っ子なの。で、僕の加護って昔っから兄や姉達が便乗して付属付けるから絶大なのさ。僕が付けた加護がヘージくんにある。この意味分かる?」
分からないけど物凄く嫌な予感がします……
「僕も分かってるんだけどね。」
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