12人が本棚に入れています
本棚に追加
クスクス……
カイロス様、笑ってるし。
思わず反射的にカイロス様を睨んじゃったわ。
「ヨシコさん、ホント色々考えるね。別に面白くて笑ってるんじゃないよ。いや、面白いは面白いんだけど……プッ…」
もうカイロス様、色々とおかしーわよっ!!
そもそもクズ山に加護与える時点で変な神様なのよっ!!
ムッとして私は考え込む。
「あっ!!」
いい事思い付いたっ。
「ひとつ提案があります」
挙手しながら敢えて発言する私。
「ヨシコさん、なんでしょうか…」
恐る恐るスクルド様が質問する。
「加護はクロノス様の案にお任せしますが、それだけだと不安です。だって現に私巻き込まれて死んでますし」
3柱様がグサリと刺さる事をズバリ伝える。
「同行中は女性だと不安です。だからといって男性になりたい訳じゃないんですよ。女性として楽しむ間もなく死にましたし…」
「クズ山の浄化が終わったら、私に性別選択出来るようにできますか?」
前世、誰かさんのせいで散々な目にあったから楽しい思いも何もしてない。苦い思いしかしてないから…
やり直したい。
最初のコメントを投稿しよう!