12人が本棚に入れています
本棚に追加
何だかチート臭いですっ
「その位ならば、俺がどうにでもできる範疇だな」
アッサリとクロノス様が答えた。
どうやら私の願いはクロノス様が得意とするものだったらしい。
うわぁ、ちょっとというかかなり嬉しいっ。
クロノス様は多分私から見たら1番親近感持てる。決してイケメンだからではない。感覚が3柱様の中で人に1番近いのだ。
スクルド様も雰囲気好みなんだけど、自分の意見言えない立場だからなのか状況を見てるしかしないからちょっと遠いんだよね。
カイロス様は愉快犯的なイメージができてしまったしクズ山に加護を与えちゃう位だから価値観が合わない(←失礼)
私の出す条件が問題なかったようで話が進む。カイロス様が私の方に顔を向け黒い笑顔で今後の事を語りはじめた。
あ、心の声聞こえたんですね。でも本心だから隠してもお互いにいい事はないと私は開き直った。
末っ子神様はやっぱりあまやかされてるんですね。今までこんな風に批難された事なかったんでしょうけどね。まぁ神様事情は知らないし、私は所詮ただの人。物怖じしないのは怒ってるからしないだけであって、自分が1パーセントでも悪かったならこんな事思わなかった(多分)
「まぁ、人と価値観が3柱の中で近いのは単に1番若い神だからなんだけどな。言っておくならヘージの魂のがほんの少し年上だぞ」
は?
神より年上?
爆弾発言過ぎる。
「普通の魂なら2分割のままでもいいんだけど、ヘージくんは神予備軍なんだ。引退した神の後釜になるほどの魂を持っている。だからどうしてもする必要があったんだ。因みにクロノスもヘージくんみたいに元勇者で神予備軍から神になった」
あらま裏話ですね、なんという設定。と言うかクロノス様って元勇者なのね。その格好は厨2病拗らせた勇者にしか見えなくなってしまった。
「ホント、君って余計な事考えるよね。面白いからいいけど」
カイロス様が黒い笑顔から顔崩して爆笑した。
美しい顔、変顔で台無しですよ。
最初のコメントを投稿しよう!