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カイロス様の説明によると、旅であちこち行って世直し的な感じで良い事を積み重ねていくと言うものだった。
へー、徳を積むって事ね。
ザックリ過ぎでしょ!!
と言ってもこれしか方法がないと言う。
私的には今まで半分浄化したなら取り替えて浄化すればいいのにと感じたけど、カイロス様と言うかクズ山の魂に限界がきてるから出来ないんですって。
ちっ………軟弱な1.5mgだな。全く。
「で、旅って地球じゃない異世界ですよね?私は年齢今位ですか?もしやクズ山は赤ちゃんからじゃないですよね?」
異世界に行ってクズ山の子育てなんて嫌なんですが。
「僕の姉がいる世界にしようと思う。あそこは科学が発展してない世界だし、スローライフには適してる。」
中世より前の時代、まさか…紀元前位まで遡る位の文明だったらどうしよう。せめて中世位は欲しい。
「大丈夫。中世位。日本なら鎌倉時代位かな。ヨシコさんも魂と異世界に合った風貌にするし。ヘージくんより少し年上の男性にしとくかな。親とかもその辺はデメテルとも話し合って決める。恐らく子供のいない夫婦のとこに記憶改竄して暮らせるようになるし幼馴染になると思う。その辺はクロノスの仕事だ」
クロノス様頼みな今回の件、カイロス様何もしてないですね。ヘージの浄化で疲れちゃったんかな。
「まぁ、ゼン子の魂も大概だけどな。ヘージ程じゃないけどお前の魂もかなり古いぞ。どうなってんだ。」
とんでも事実発覚。
うーむ、土地柄なのかな。
「そうなんですか。まぁ、系譜ある訳じゃないから良く分かんないんですけど、私の田舎って歴史あるんでその縁所以ってとこですかね」
そう、実は私の家系は意外と古い。
昔は神社に関わってたらしいし、分家筋だけど本家のお墓は意味不な位スペース広い。神社に関わってたらしいのにお墓あるのも不思議だけどね。ま、寺院じゃないから関係ない感じかな。
「小さい頃、先祖返りって良く言われてました」
割とクズ山と知り合う前までは
「なんて運だ!前世で絶対徳積んだだろ」
的な事沢山あったし。
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