12人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
「平次くん、そのオンナ誰?」
刃物持った彼女モドキの人。
綺麗なんだけど、どこか病んでるような雰囲気。
細くて折れてしまいそうな腕、青白い肌、めの光はくすんでるように見え、目元にうっすらクマがある。
目が合った瞬間、彼女モドキの人の口元が微かに歪んだ?
「え?」
絶妙なコントロールでいきなり刃物を投げてきた。
投擲スキルあんのかよっ!
つか、ここは3次元の世界なのよっ。
何故そうくる?
とタカくくってたら刃物が一瞬歪み分裂。
「!!!!」
気が付いた時には既に遅し。
首から鮮血が吹き出し膝から崩れ落ちた。
マジですか……
運動神経は悪くなかったんだけどな。
最期の景色はク〇男が振り向く後ろ姿とは。
なんというか……
浮かばれないな、私。
断末魔さえあげれなかったわよ。
呆気なく自分の人生が閉ざされたのだった。
瞬殺かよ、どこの暗殺者?!
勘弁してくれ。
最初のコメントを投稿しよう!