ク〇の魂は半分しか無かったらしいよ

3/12

12人が本棚に入れています
本棚に追加
/39ページ
最早ツッコミ所満載。 だけど心の声ダダ漏れ。 社会の窓全開位小っ恥ずかしい。 もう慣れたけど。 自分の順応性が怖いわ。 美形も見慣れてしまった。 3日では飽きないけどねー。 「君、一言余計だよね」 奇抜なファッションの神様が微妙な顔した。 微妙な顔しても美しい。 ふと目に止まる。 右手に抱えてる幼児は何者? マジマジ見てみると誰かに似てるような…… 「僕はカイロス。コイツ、元凶の子ね…」 ふんわり微笑む奇抜な神様、カイロスってゆーのね。 ちょっと黒い笑みで寒気した。 けど………… 元凶って事は……… 「はぁぁぁぁ?!遠山平次なの?!」 はじめてこの空間で声を発した。 発するってより絶叫に近い。 「そう。ヘージのベース。元々はこんな感じだったんだよ。可愛いでしょ?」 ヨイショと幼児を降ろした。 確かに可愛い。 オドオドして奇抜な神様の左脚に今必死にしがみついている幼児。 髪の毛は猫っ毛ふわふわ、象牙色の肌に目がどんぐり二重。色素薄い髪に近い瞳は光に浴びると白っぽいクリーム色になりそうな色。 純日本人のくせに日本人ぽくない容姿は天使のようだ。 モデルでも滅多にないレベルの子。 こんな子が、あんなのになってしまったんだと思うと居た堪れない。 悲愴感たっぷりに見つめていると、幼児が舌出してあっかんべーとしてくる。 怒。 自分のコメカミに怒りマークが浮かんでるのが分かる。 外見可愛くてもクズはクズだった。 あんにゃろー!!
/39ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加