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何よりやりたいことを自分のやりたいようにできることはすごく幸せだと思うから、佳奈には諦めて欲しくないかな…」
最後の一言は、優樹の切実な思いであることが佳奈にしっかりと伝わった。
「じゃあ、次のコンクールの被写体は優樹ね!」
「えー。そんなことしたら、佳奈のためにならないからダメ!」
「どーゆこと?」
「なーんてね!」
五月のじんわりと汗ばむ暖かい陽気が、二人を包み込んでいるのだった。
完
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