第ニ章 出発の日 空港と飛行機

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オレンジジュースを飲み干して 次の飲み物を選びに先程のカウンターへ行く。 あ! お寿司がある。 でも、別料金らしい。 お腹が空いてる訳じゃないし 見なかった事にしよう。 氷の中に90ccの牛乳パックが埋もれて 冷やされているのも見付けた。 でも、優雅な気分に浸っていたいあたしは 牛乳を選ぶ気にはなれない、 アールグレイを選ぶ。 当然ホット。 お寿司があったコトを君には教えたくなるから 教えてみたら驚いてくれた。 アールグレイを飲みながら スマホで小説を読んで過ごす事にする。 こういう時間っていいな♪ 小説を読んでいたら あっという間に2時間が近付き 君と一緒に空港ラウンジを後にした。 さて! 飛行機に乗るよ! 札幌行き! でも、空港は千歳市にある新千歳空港行き。 何故、札幌行きと書いてあるのだろう…。 あたしは登別に行くし、札幌には行かない。 んー…、これも不思議だ。 機種はボーイング787。 最新鋭の飛行機の一つらしい。 他の飛行機もエンジンが左右に一つずつ 付いてるけど大きさが違う。 あたし達は大きい飛行機に乗るんだね。 近くにいるビジネスマンが 左右に2つずつ付いてる飛行機は ジャンボジェットって言って ボーイング747という機種は 国内線では、もう飛んでいないと話ているのが 聞こえた。 そうなんだ…。と頷いてしまう。 搭乗案内のアナウンスが流れる。 最初に乗るのは身障者や妊婦の方、 その後に窓側の方と案内される。 君は窓側、あたしはその隣。 並んで改札?でスマホの二次元コードを翳す。 ピッ! ご搭乗ありがとうございますと言われ 飛行機に向かう。 気持は少し怖くて緊張するけど ワクワクの方が勝っている。
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