第ニ章 出発の日 空港と飛行機

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飛行機に乗るまで、少し時間があるね。 スマホの二次元コードでチェックインしてから、 荷物を預ける列に並んでいる。 その間、君とあたしが持っている荷物を比べる。 荷物多くない? と、聞く君に、 良く言われると苦笑いしてしまう。 あたしは色々考えちゃって 人から見たら要らない物まで 持っているらしい。 日々の服や下着って、予備は持っいく? そうだよね。 あたしも必要だと思う。 良かったー。同じ意見で! 何かあったら大変だよね。 予備の予備は持っていく? え? 要らない……? そうなんだ……。 あたしは持って来ちゃった。 普通は持ってくるでしょ……。 予備が何かあったら大変だし……。 君にそれは、普通じゃないって言われた。 悲しい……。 他? 他には、ドライヤーとタオルでしょ。 シャンプーとトリートメント、コンディショナー、 ボディーソープと洗顔ソープ。 あと、化粧品とタオルかな。 うん……。 君の言うとおり。 どれもホテルのアメニティだって知ってるよ。 でも化粧品はアメニティには無いからね。 それにドライヤーは 風量が足りなく感じる物かもしれないでしょ。 ソープ系は泡で出てくる物あまり置いてないし 今回は長い旅行になるから、髪の傷みも気になる… …とかね、色々考えちゃって。
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