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ある日のことでした。
スノーはお父さんたちといっしょに、食べ物を探しに出かけました。
一面につもった、真っ白な雪。
スノーは、雪というものを初めて見ました。
スノーはとてもとてもうれしくて、そこらじゅうをかけまわりました。
つもった雪をなめてみたり、枝からこぼれ落ちた粉雪に飛びかかってみたり、夢中になって遊びました。
しばらくして遊びつかれた時には、もう夕方でした。
スノーはふと、辺りを見まわしました。
でも、お父さんたちの姿はありません。
「お父さん! お母さん!」
呼んでも、返事は返ってきません。
気がつくと、知らないところに来ていました。スノーは、迷子になってしまったのです。
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