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それからスノーは、広い広い雪野原を、お父さんたちを探して歩きまわりました。
「お父さん、お母さん! どこにいるの?」
でも、何度呼んでも、答えてくれるのはヒョウッという冷たい北風の音だけです。
辺りはもう、暗くなってきていました。そして、雪まで降り出しました。
スノーはついに、しくしく泣きだしてしまいました。
その時です。
「君はだあれ?」
そばで声がしました。
顔を上げて見ると、小さな雪だるまがちょこんと立っていました。
「君はだあれ? どうしてここにいるの?」
雪だるまは、もう一度たずねました。
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