迷子のトナカイと雪だるまくん

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 スノーは泣きじゃくりながら、答えました。 「ぼく、スノー。迷子になっちゃったの」  それを聞くと、雪だるまはやさしく言いました。 「そうかぁ。もう夜だから、とりあえず今日はぼくのそばで休んでいきなよ。明日になれば、お父さんたちが君を探しに来てくれるよ」  スノーはやっと、泣きやみました。 「君はだれなの?」 「ぼくは雪だるま。実はまわりにだれもいなくて、ずっとひとりぼっちでさみしかったんだ。友達になってくれるかい?」  スノーは、元気よくうなずきました。 「うん! よろしくね、雪だるまくん!」
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