20人が本棚に入れています
本棚に追加
スノーは泣きじゃくりながら、答えました。
「ぼく、スノー。迷子になっちゃったの」
それを聞くと、雪だるまはやさしく言いました。
「そうかぁ。もう夜だから、とりあえず今日はぼくのそばで休んでいきなよ。明日になれば、お父さんたちが君を探しに来てくれるよ」
スノーはやっと、泣きやみました。
「君はだれなの?」
「ぼくは雪だるま。実はまわりにだれもいなくて、ずっとひとりぼっちでさみしかったんだ。友達になってくれるかい?」
スノーは、元気よくうなずきました。
「うん! よろしくね、雪だるまくん!」
最初のコメントを投稿しよう!