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たのしーから。
「マ…スター、投げ…るとかひ…どいです…ね。」
「嘘だ…ろ。」
その驚いた顔、意外と好きですよ。
「夢でも嘘でもないですよ?」
おそらく血まみれだろうけど笑ってみた。
「相変わらず化け物だな。」
「そうで、すね、普通、では。」
もう、体の感覚がない。
手は、足は、ついてるな。
ナイフとか…しっかりと持ってるね。
「マスター、また、会えますよ。」
ずっと貴方のものなんですから。
ずっと…?…待って。私、誰を殺すんだっけ。
私、いまさらだけど、いまさら気づいたけど。
あせってる?…迷えない。迷ったら時間がない!
正解も不正解も考えるな!時間がない!
名前は、私の名前は、サーシャ。頑張れ。私。
「関係ない。」
僕は、飛びかかる。
カンッ
「化け物がぁ!」
「あはは!それでも良いよ!たのしーから。」
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